株式投資をしていると「あの会社も買いたいし、この会社も買いたい。けどお金が足りない」なんてことが起きてしまいがちですよね。そんなときにオススメなのが1社の株を安く買うことができる 単元未満株 の存在です。隠れ優待や1株からもらえる株主優待銘柄を駆使すると、投資額を抑えてリターンを得ることができるので、オススメです。
単元株について
単元株は、株式を売買する単位です。そもそも日本株は、昔は単元株が銘柄によってマチマチだったのですが、現在は100株に統一されています。通常の取引においては、株価×100 円で、望みの株の買うことができる、というわけです。
単元未満株について
売買の単位は100株単位でも、株式は分割、合併、減資などで、中途半端な株が出てきます。
例:1株を1.2株に分割する → もともと100株を持っていた人は120株所有することになる。
会社によってはこの単元未満株に対しても、株主優待があることがあります。ここを狙いに行くのが単元未満株の優待狙いの投資方法です。
単元未満株優待狙い投資法のメリットとデメリットについて
メリット
- 1社あたりにかかる費用が安く、リターンを考えると費用対効果が高いことが多い
- さらに配当がある銘柄は配当ももらえる。
デメリット
- 公式にアナウンスされているわけではなく、急に優待が無くなることもある。
- 証券会社によっては単元未満株に対応していない。(SBI証券はOK)
- 単元未満株の株主は議決権行使ができない…議決権行使に対して謝礼QUOカードがある銘柄は要注意
もらえなくなる可能性も高いですが、そもそもの購入金額が低いので、株式投資の中では比較的ローリスクな投資方法と考えてもよいのではないでしょうか。
通常の単元株との違いについて
単元株と単元未満株の違いについてまとめてみました。
単元未満株投資の場合は「1株~保有でもらえる株主優待」と「株主通信付属の隠れ優待」を狙っていく形となります。
種類 | 議決権行使 | 株主通信 | 隠れ優待 |
単元株 | できる | もらえる | 議決権行使、株主通信付属どちらもOK |
単元未満株 | できない | もらえる | 株主通信付属ならOK |
隠れ優待…企業として公式にアナウンスされていないものの、株主通信に付属して何かのチケットがついていたり、議決権行使やアンケート回答に対して謝礼がもらえることを指します。
具体的な銘柄
私が持っている銘柄から紹介します。普段の投資日記は楽天証券でやっていて、単元未満株優待は載せてませんでした。
仮にこの記事を見て購入して、隠れ優待や単元未満株優待がもらえなかったとしても、何の責任も負えないので、ご了承ください。
8698 マネックスG 1株
取得価格498円→現在価格1,014円
1株優待)昨年は2020年3月に500円分のBTCがもらえたというけれど、今年はもらえないかも。。
4748 構造計画 1株
取得価格2,631円→現在価格2,949円
隠れ優待)昨年は、株主通信に付属のアンケート回答で1,000円QUOカード。
7085 カーブスHD 1株
取得単価784円→現在単価1,040円
隠れ優待)昨年は、株主通信に付属のアンケート回答で500円QUOカード&無料体験チケット。
5711 三菱マテリアル 1株
取得単価2,303円→現在単価2,525円
隠れ優待)佐渡の金山はじめ、観光坑道施設への無料入館券。
8173 上新電 1株
取得単価2,814円→現在単価2,869円
株主優待)5,000円のお買い物券。
以下は狙っている銘柄です。
3382 セブン&アイ・ホールディングス 4,547円
隠れ優待)アンケート回答で500円QUOカード。
7638 NEW ART HOLDINGS 1,062円
株主優待)転売できそうな買物優待カード。
7911 凸版印刷 1,923円
隠れ優待)印刷博物館無料入館券。コロナが終わったらほしいところ。
終わりに
単元未満株優待狙い投資は、毎年毎年状況が変わります。特に隠れ優待は、企業もアナウンスしていないので、しれっと無くなることもあります。
私も2011年に優待狙いで買った2112 塩水糖は、買った年から単元未満株への優待が無くなってしまい、未だに塩漬けにしています。そういった場合も、配当金が貰えれば、インカムゲインの足しになるので、銘柄選定時に考えてみても良いかもしれません。
最新情報はTwitterやブログ検索で他の株主の状況を調べることが多いです。通常の単元株投資に比べて購入金額が小さいため、失敗したとしてもあまり気にせず楽しむのが、コツではないでしょうか。
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- 1株単位(S株(単元未満株))で株が購入できるので分散投資が可能
- 普段のお買い物で貯めたTポイントで株が買える
など株式投資へのハードルの低さが特徴です。
※当ブログに記載の内容は、著者が自分で銘柄選定をするにあたって調べた内容であり、その内容の正確性、将来性を保証するものではなく、特定銘柄への投資を推奨するものではございません。投資はすべて自己責任でお願いします。