こんにちは、まにむーんです。今日は経理実務経験のあるまにむーんが、ポイントとお金について、会計的な目線からお話をしようと思います。

○○ポイントが溜まっていたから…

いきなりですが、こんな場面に出会(でくわ)したことはありませんか?

通販でも使える”お茶ポイント”が10,000ポイントも溜まっていたから、ほしかったランニングシューズを買っちゃった!

おめでとう!履き心地はどう?

バッチリ!”お茶ポイント”を使ってタダで靴が手に入って嬉しいなー!

(ん?タダ??それはちょっと、、、、でも水を差したら悪いし、、、)良かったねー!

もしかしたらこの記事を読んでいるあなた自身も、同じような事を発言したり考えたりしたこと、ありませんか?

残念ながら、上記の考え方は間違っています!それを今から説明したいと思います。

会計上、ものを買うってどういうこと?

そもそも会計的な考えにおいて、ものを買うとはどういうことでしょう?一般的には「物を買う=お金が減る」とイメージされる方が多いと思いますが、会計上は「物を買う=お金という資産が別の資産に変わる」という考え方[1]10万円未満のものを買っても消耗品費として費用計上されますが、ここでは無視します。在庫の仕入や固定資産の購入をイメージしてくださいをします。

なので、お金がなくなったのではないし、商品を貰ったわけではないということだけ覚えておいてください。

会計上、ポイントって何?

続いてポイントが何かについてです。ポイントとほぼ同じ性質であるクオカードは現金同等物と呼ばれています。現金同等物の仲間には商品券、優待券、ビール券などがあります。どれも現金と同じように使えて、現金のように額面があるものですね。各社で配っているポイントも、使える場所は限定されていて額面がある、現金同等物というわけです。

じゃあポイントでモノを買うってどういうこと?

何かを買うためには対価を支払う必要があり、現代社会では現金やクレジットカード、Suicaの残高で払ったり、場合によっては物々交換なんてこともあるかもしれません。いずれにせよ資産の一部を払うことにより、対価として買いたい物が得られます。何が言いたいかというと、モノを買うというのは”資産と資産の交換”であると言うことです。

ここで冒頭の以下のセリフを考えてみましょう。

ポイントを使ってタダで靴が手に入って嬉しいなー!

これは「タダでモノが手に入った」のではなく「元々持っている資産の中にポイントを入れて勘定していなかった」だけですね。

仮に100万円貯金があり、手元の財布に3万円入っていて、ポイントの残高が2万ポイント(1ポイント1円とする)持っている人がいたとしましょう。

その人の総資産は105万円ということです。その人が1万円の靴を買うために、「ポイントで支払う」か「手元の現金で支払う」か「銀行振込で支払う」かで、出どころが違うだけで、結局は総資産が104万円になるだけですね。

結論

結局は自分の持っているお金を使って物を買っていることに変わりは無いことが分かりましたか?ポイントが溜まっていようが現金をたくさん持っていようが、そのこと自体で購入の意思決定をしてしまうのではなく、本当に必要なものを買うようにしたほうが良いですね。

ポイントは現金等価物。最近の資産管理アプリはポイントも合わせて管理してくれるものもあるので、有効活用してみてください。

References

1 10万円未満のものを買っても消耗品費として費用計上されますが、ここでは無視します。在庫の仕入や固定資産の購入をイメージしてください