2020/10/20→ポータルサイトにログインできなくなったそうです。詐欺確定ですね。HYIPには気をつけましょう。
ネットウォッチしていたら、なんだか楽しそうな物を見つけました。
PRANCE GOLD ARBITRAGE(通称PGA)という月利20%を謳う仮想通貨のアービトラージで稼ぐと銘打ったスキームにおいて、出金停止の噂が流れています。公式サイト&CEOの動画を見た感じは、証券会社のマネー・リザーブ・ファンド(MRF)みたいな感じで余剰資金を投入しましょうって謳い文句のようです。
↓のあたりから最新情報が見られるので気になる方は見てみてください。このツイートの方は詐欺であると確信して、被害者の会を立ち上げてますね。
公式サイトはどこ?
Prance Gold Arbitrageで検索するとトップに出てくるページ(https://prance.gold/)には、コピーライトの右側に「PGのアフィリエイトです」「これはオフィシャルPGサイトではありません」と記載があります。
Whoisでこのサイトを調べてみると、今年の3月にできたばかりのアドレスですね。細かいことですが、そもそものPGAが2020年2月にアジア太平洋限定リリース、2020年5月にグランドリリースと本サイトには記載があるのですが、2019年から有ったんですかね、このサイト。書き間違い?
登録ボタンを押すと、?ref=PGというパラメータが付与されています。パラメータ抜きの登録画面のURLを検索すると、色々なパラメータが付いた状態で拡散されているので、パラメに基づいてアフィリエイトをやっているようですね、今どきかなり古風なやり方ですねw 補足できていればまぁ問題ないので、構わないのでしょうか。
サイトには記載がないですが、このアフィリエイトのシステムにより口コミメインで出資者を増やすスキームだったようです。
また、本家サイトのCOOの動画によるコメントによると、中国、インド、日本、ドバイですでに活動しているようですが、情報がほとんど出てこないですね。海外については後述します。
まずは日本からアクセスしやすいprance.goldの方のサイトから見ていきましょう。
Pythonは記述が簡単なので瞬発力がある?
Pythonはたしかに簡易な記述が出来る言語ですが、必ずしも「記述が簡単=瞬発力がある or 速度が早い」という単純なものではないです。以下の辺りの実験例を見てみましょう。
https://qiita.com/Lily0727K/items/26d3e68d66a6a641b010
APIを利用する?
「APIを利用」「手作業で売買」「専用ツールの作成」くらいしか選択肢は無いと思うのですが、APIを用いることはアピールポイントなのでしょうか?
本体について
続いて登録ボタンの先にある本体と思しき、prancegoldholdings.comの方を見てみましょう。
こちらは2020年10月時点で1年半ほど経過したドメインのようです。
掲載媒体について
各社に掲載されているとのことで、国内媒体としてはexciteと朝日新聞に掲載がなされたとのことです。
Exciteに関しては、JCN Newswireからの記事と株式会社ライトニングプレミアムという会社のリリースが@press経由で流れているものが掲載されていますね。
https://newssearch.excite.co.jp/?q=Prance+gold&page=1
@Pressの記事には、朝日ニュース、Yahoo!finance、exciteニュースのヘッダーのスクリーンショットが掲載されています。朝日新聞の方は情報が見つからず、もしかしてこの朝日ニュース掲載をもってして朝日新聞に掲載ということでしょうか?
オフィスの場所について
本社はセーシェル諸島のエデンプラザというショッピングモール横のスイートらしい。良いところですねぇ。上部のTwitterの動画はこのセーシェル諸島まで赴いた動画なんでしょうか。
アジアオフィスは深センの大都会にあるみたいです。
Google Trends&外国の様子は?
Google Trendsで見てみると、なぜかネパールで日本よりも多く検索されていますね。
YouTubeでも確かにネパール語と思われる動画がかなり再生されています。これを書いている時点では、動画のコメントに出金停止等のコメントは見当たらないが時間の問題なのでしょうか。
https://www.youtube.com/results?search_query=prance+gold+in+nepali
また、他意はありませんが、おすすめのボードゲームを置いておきます。ポンジスキームという実際の詐欺手法をモチーフにしたボードゲームです。